チェコとスロバキア
スロバキア人のMiroと、チェコ人のMarek。すんごく優しくって、私とかなことKatiaを含め5人でセイロンティーを飲みながらのんびりいろんなことおしゃべりした。
ふたりが会ったのは2年くらい前って言ってたかな。お互いチェコで勉強してて、同じクラスになって、付き合ったらしい。お隣の国だけど、そういえば前は同じ国だったんだよなぁ。プラハの春、ビロード革命、ハヴェル、チェック人、スラブ人。大学受験の時に詰め込んだ膨大な世界史の知識もほとんど抜けちゃって、頭の片隅にあった単語をかき集めてみたけど、この数個しか思い浮かばなかった。けっこうロシアとかと複雑な関係だったなーってことしか正直わからなかった。うー、世界史で何を学んでたんだろう…。
1989年に東欧諸国が革命を起こす中でチェコスロバキアが民主化を達成して、1993年に連邦が解体した。世界史の授業でこのことを習った時は、すごーく昔のことに思えてたんだけど、話してたらチェコとスロバキアに解体したのは、彼らが生まれるたった1、2年前だと分かって。全然昔の話でもないじゃん、と思いました。しかも両国ともEUに加盟したのは2004年。まだ10年ちょっとしか経ってないのか。いろいろ調べてたら授業の記憶が蘇ってきました。そういえば世界史の先生がチェコの首都プラハはすごく綺麗なところだよって言ってたのを思い出したんで、留学中に一回は行きたいと思います。
あと、チェコとスロバキアはお隣の国だけど、宗教観が全然違うみたい。彼らいわく、スロバキアはほとんどの国民がカトリック教徒であるのに対し、チェコは無宗教の国民がとっても多いんだって。70%くらいは無宗教なんだよ、って言ってました。ヨーロッパの国々はキリスト教徒が多いイメージだったんだけども、覆されました。いろんな民族と文化が入り混じってはぶつかって、宗教戦争が絶えない国だったから、特定の宗教を信じると衝突が起きるため無宗教の人が増えたらしいです。なーるほど。
ここまで宗教観が違うとやっぱり分裂せざるを得ないのかな。難しいけど歴史はおもしろいです。
そんな2つの国から来た留学生2人が "we are partners " って言ってにっこり笑ってる姿を見て、すっごく心があたたまったんです。
なんだこのあたたかさは!
ぽかぽかというより、じーーんとする深いあたたかさ。
末長くお幸せにね!って言いたかったけど、とっさに英語出てこなくて、言えなかった。今度会った時に言おう。
スウェーデン13日目。
今日はちょっと写真少なめだけど。ただただ文字にして残しておきたいと思ったことを書きました。
明日もいい1日になりますように。