Canon越しの世界

自分の目とカメラを通して、日常をゆるく発信していきます

のりたまと36歳のイタリアン

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今日のごはんは、豚汁とお野菜と、白米!

rice cookerでごはん炊きました。初!

お米は日本のお米と違って細長いジャスミン米ってやつです。

日本から持ってきたふりかけ、「のりたま」をしゃかしゃかかけて食べた。涙出るくらいおいしかったよ…。



そういえば、去年の夏にバングラデシュに行った時ものりたまを持って行ったたんだった。村に泊まってた時は、朝昼晩カレー。たまにカレーの具が変わるくらい。そんな毎日の中で、のりたまをごはんにかけて食べたときの感動といったら!こんな美味しかったっけ!って思いました。生き返った。これがあれば生きていけると確信した。バングラデシュ人の友達にのりたまを味見させてあげたんですけど、「おいしいこれ!」と言って、そのあとごはんにかけることなく袋を片手で持って、ザッザッザッと口に流し込んでいるではありませんか。


「私の命綱がぁ…」

一瞬でなくなった、幻ののりたまでした。



スウェーデンにはのりたま3袋持ってきたよ。安心☺️これからもよろしく、のりたま!



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今日の Modern Design in Scandinavia では、Japanって言葉が何十回も教授の口から出ました。日本のスタイルがすっごくエキゾチックでヨーロッパにはないものがあって、とにかく北欧の芸術家も日本の影響を受けた人がいたんだって話してた。



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授業で隣に座ってたこのイタリア人!めーっちゃくちゃ面白い人だった!授業後一緒にfikaしようって言って、結局2時間くらいしゃべってた。写真ではイタリア人がよくするジェスチャーをしてみた。


彼女はイタリアからスウェーデンに来て6年たつみたい。そして36歳!今まであった学生の中で一番年上だぁ。デザイナーになりたいんだって。今までなにしてたの!って聞いたら、スウェーデンで幼稚園の先生をしたり、ベビーシッターをしたり、普通に働いてたこともあったらしい。とにかくここ数ヶ月でいろいろあって、ここには書ききれないんだけども、まとめると、絶賛失恋中らしい。家に帰ると毎日泣いてるらしい彼女にチョコをあげて、彼女を必死に励ましてた。女の人って意外ともろいよねぇって話した。どこのOLだよって思いながら。笑



「人生新しく始めないと」

ってため息吐きながら言ってた。

十数年間ぶりに大学に通うことにしたんだって。話を聞いてるかぎり、今まで会った中で一番バックグラウンドが紆余曲折してる人だった。それをイタリアンなジェスチャーと、チャーミングな高笑いと、ウィットに富んだ話し方でペラペラ〜って話すから、本当に「この人強いなあ」って思った。



「小説書きなよ!売れるよ絶対!」って言ったら「それよく友達に言われるのよね」って言われた。安っぽいラブコメディなんかよりもおもしろいものになる気がする。



彼女が教えてくれたほぇーって思ったことをここに書こうかな。

イタリア人の女の子がスウェーデンに来てからまず考えることは、「am I so ugly?!」ってことなんだって。なぜかというとスウェーデンには道でナンパしたり、「君きれいだね!」って言ったり、口笛を吹く人がいないから、らしい。でもだんだん、あ、ここはスウェーデン。イタリア人の男はいないんだわ。って気づくらしい。イタリア人の男ってすごそう。そういえばこの前知り合ったイタリア人に、帰るときに「good bye my Kanon」って言われてちょっとびっくりしたなぁ。イタリア男は所有格をつけがちなのかな?って思った。



あと、スウェーデンの男の人はめちゃシャイで彼女の言葉を借りると "controlされてる"らしい。ロボットみたい!イタリア人の方が人間らしいわ!って言ってた。シャイだから、女の子が来るのを待つ草食系タイプが多い。それと、多くのスウェーデン人の男の人はオンラインの出会い系サイトを使ってるらしい。オンライン出会うのはすごく普通なんだよこっちでは、って言ってた。理由は自分からぐいぐいいけないから。本当なのかなぁ。今度スウェーデンの人に聞いてみよ!



幼稚園での話や、イタリアでの生活、スウェーデンに来てからのことなど話してたら文字どおり日が暮れた。


あと何話したっけなぁ…。ずっと笑ってたなぁ。来週は自由な彼女は授業来るのかなぁ。



スウェーデンに来てから23日目。


interesting な人に会えるこの環境、もっと大事にしたいなって思った。発見が多かったな。



明日もいい1日になりますように。