日本のアンバサダーになったつもりで
education, culture and lifestyleの最後の授業。
レポートを書き終えた3日後にプレゼンというハードなスケジュールだったけど、乗り越えました。
グループでスウェーデン人に教育に関するインタビューをし、それを考察して、スウェーデンの教育とlife long leaning (生涯教育) とはなにか、あるべき姿などを発表しました。
必ずしなきゃいけないのが、プレゼンの最後にディスカッショントピックをクラスに投げかけるということです。
スウェーデンの多様性
LGBTQに寛容な点
移民や難民に対する教育
旅行しやすい環境
生徒と先生の関係が対等
ギャップイヤー制度
などなどプレゼンで話しました。最後には「あなたの国ではギャップイヤーはありますか」「LGBTQの人に対して学校でなにか取り組みはありますか」というディスカッショントピックを出しました。
カナダ人の生徒「ギャップイヤーはカナダではヨーロッパほど浸透してない。ヨーロッパは旅行しようと思ったらすぐに安くどこでもいけちゃう。だから旅とかには向いてると思う。でもカナダは広いし、ヨーロッパは遠いし、カナダでずっと旅行なんて見るところないしごめんだね!笑」
イギリス人の生徒「私はこれギャップイヤーを利用してルンド大学で勉強してます」
フランス人の生徒「フランスではスウェーデンほどギャップイヤーを利用してる人はいないかも。やっぱり1年なにもしてなかった、ふらふらしてた、ってまだ見られちゃうことが多いから」
シンガポール人の生徒「ギャップイヤーってすごくいい機会だと思う。自分の人生を自分で考える時間になるし、やりたいことが決まってから、勉強したかったら大学に行けばいいし、働きたかったら就職すればいい。選択肢が広がる」
ふむふむふむふむ。
LGBTQについては、
カナダ人の生徒「home university には虹色の旗がたくさんあったり、LGBTQの人向けにイベントがあったり、とても寛容だし盛ん」
ドイツ人の生徒「ゲイのコミュニティがあって、ゲイの人はそこに入ってすんごくenjoyしてる。私は大学入ってもすぐに仲良いコミュニティはできなかったけど、彼らはすぐにそのコミュニティで仲良くなってて、楽しそうでいいなぁって思ってた!」
などなど、たくさんの意見が出ました。
スウェーデンの教育だけでなく、他の国の事情も知れるから、面白かったなぁ。
そして、この授業を通して感じたことが、
私は日本人であり、私が発する言葉が、日本のイメージを左右するいうこと。
少数民族の話になったとき、私はアイヌのことを話しました。でも、もしそこで日本人の私が「日本には今は少数民族はいません」って言ったら?その少数民族は、そのクラスの中で、消えて滅びてしまう。
中国人の生徒は、中国にいる少数民族の多さとその共存の難しさを話してた。ドイツ人の友達が「少数民族っていないよね?」「ポーランドの近くにいると思う」みたいな会話をしていた。移民の国アメリカには、アーミッシュ、ネイティヴアメリカンがいる。スウェーデンにはサーミ族が暮らしている。アナと雪の女王のオープニングのとこで流れる曲は、サーミ族の伝統的な音楽なんですって。
ちゃんと自分が言葉で伝えないと、日本が考慮されないまま、進んでいってしまうんだ。
日本の代表といったらちょっと大げさかもしれないけど、私の言うことが日本のイメージを変えることもある。
あと、私が「日本人は〜」って一般化してなんでも話すのは誤解が生まれそうだから気をつけないといけないなぁと思ったり。
スウェーデンに来てから73日目。
学ぶことが多いです。
ちゃんと発信できるようになりたいです。
自分の頭と、自分の言葉を使って。
日本語でこうやってブログを書くことがいい練習になってるのかなと思ってるのだけど、でもそこまで容易なことではないし、
ましてや英語だなんて難しい!と思ってました。
でも、少しずつ、できるようになりたいなと思いました。
明日もいい1日になりますように。