サウナのあとは、北極海にダイブ
今日はノルウェーに行ってきたよ。上の写真に写ってるのは北極海!
北緯70度!今まで行ったところの中で一番北の地点。Bugøynesっていう人口250人ほどの小さな街に行きました。ユーラシア大陸の北の北です。ここ↓
北極海が凍ってなかったことに私はびっくりしました。
なんで北極海の氷は凍りにくいんだと思いますか?
それは、塩分が含まれていて凝固点が低いから、らしいです。へぇぇ。
フィンランドからノルウェーへの国境を超える瞬間!わっほーい!(…黒い線をぬるっと超えただけでした。)でもびっくりしたのが、フィンランドに生えていた木とノルウェーに生えていた木が全然違ったということ…!ガラッと変わりました。植えた木が国によって違ったみたい。
午後3時でこの暗さ!街の明かりがぽつぽつと灯り始めます。
この小さな村では漁業が盛ん。おいしい鱈が獲れるんです。
小さなレストランで鱈のスープをいただきました。
あったまるうううううう。
この時気温はマイナス23度。冷え切った体をやさしく溶かしてくれました。
19世紀、貧しかった北欧の国民の多くはアメリカに渡りました。国民の数が3/4になりました。そんな中、この村の人は誰1人村を離れなかったらしいです。木もあるし、魚も取れる。寒いけど、自給自足の生活ができて、みんなその生活に満足してたんですって。今もこの村の人たちは家族のように支え合ってます。警察がこの村には存在しないと聞いて驚き。本当に信頼し合って生きてます。
そんなお話をレストランの店長さんから聞いて、心も体もぽっかぽかになったよ。
そのあとはサウナに入った!
サウナはフィンランド発祥ですよ!1000年以上の歴史があって、フィンランドの家庭には必ずと言っていいほどサウナがついてるんです。
みんな水着に着替えて、ぞろぞろサウナに入ります。水を熱く焼けた石にかけると、シュコココココーーーーって音とともにあっつい水蒸気が出て、室温があがります。水をかけることで温度を調整します。フィンランドのサウナは日本のサウナと違って湿式。とってもウェッティです。蒸し風呂って言葉の方がしっくりくるかも。ちなみに北欧のサウナは男女混同であることが多いです。
サウナでは、ゆっくり、静かに、汗を流します。
友達としゃべって、あたたまって、じーんわりと汗をかいたところで
「っしゃ!北極海行くぜ!!!」
というテンションになり、サウナを飛び出しました。
不思議なことに、全然寒くない…!!
でもキャーキャー悲鳴をあげながら北極海へと走って行って…ちゃんと肩まで浸かりました。心臓発作起こるか心配だったけど、なんかむしろ心臓がすごく元気になった気がする!
キャーキャー言いながらサウナに戻り、汗をかき、あたたまっては飛び出して北極海にダイブするということを数回繰り返しました。
気温マイナス20度前後です。やっぱりちょっと寒かった。でもいい経験だったなぁ。
帰ったらコテージメイトがパスタを作ってくれました。ズッキーニがいいかんじにふにゃっとしてて、にじゅうまる◎
コテージでは朝昼夜、自炊です。
めちゃくちゃあったかい夜だった。
私はルンドでアパートのような寮に住んでいてキッチン共同とかリビング共同ではないので、コリドーメイトがいません。コリドーメイトと夜ご飯を作った、みたいな話を友達から聞くといつもいいなぁって思っちゃいます。でも、ここに来て、コテージメイトがごはんを作ってくれるという、今まで寮で体験できなかったことを体験できて、幸せで、もうパスタが進む進む!!おいひかったぁ。
お腹いっぱいになったら、一緒に外に出て、夥しい数の星を見て、明日は犬ぞり楽しみだねって言って、また星を見て、北斗七星を見つけて、ジョークを言って、笑って、布団を並べて、寝ました。
あったかいです。北極圏。
明日もいい1日になりますように。
つづく