Canon越しの世界

スウェーデンでの生活を、自分の目とカメラを通して、ゆるく発信していきます

学校視察に行って、充電された1日

 

 

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子どもたちに元気をたっくさんもらった1日でした。

 

ルンドにある小さな学校、FREINETSKOLANっていう学校を訪問してきました。

ついでに日本の文化を紹介する授業もしてきたよ!

 

今学期取っているある授業の教授Tobiasと仲良くなり、一緒にお昼ごはんを食べていた時に、私がスウェーデンに来た理由とかいろいろ話していたら、Tobiasの娘さんがかよっていた学校を紹介してつなげてくれました。

 

 

Tobiasにはもう感謝しかありません。頭が数ミリたりともあがらないよ!

スウェーデンでは先生と生徒との上下関係がなくて、first nameで呼ぶんです。

〇〇教授、prefessor って堅苦しい名前では呼ばないから、すぐ仲良くなれる気がするよ。

日本でも(高校生の時かな)あだなで呼んでた先生の方が親近感がわいてたなぁ。

いろんなことを話して、Tobiasも教授である前に、ひとりのお父さんなんだなぁって思った。

 

 

訪問した学校のクラスをのぞいたら、本当にあったかかい雰囲気がありました。

生徒は先生のことをもちろんfirst nameで呼んでいて、先生が大きな家族のママみたいなかんじだった。

 

どんな学校だったか、レポートしていくよ!

 

 

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学校の名前は、”Freinetの学校”って意味です。

Freinet(フレネ)とは、Celestin Freinetっていう今から100年前に生きていたフランスの教育者の名前が由来。

 

フレネ教育学は、教育界にすんごいインパクトを与えたんです。それというのも、今までの先生が中心になって教科書通りの教育をしていたスタイルをぶち壊したから。

 

フレネ式の教育は、子どもたちがまず学びの主体。

日本ではモンテッソーリとかシュタイナーほど有名ではないけれど、

子どもたちの学びたいって気持ちや好奇心を一番大事にする教育スタイルです。

 

フレネ教育の特徴は、

子どもが感じたことを表現する機会が多い

学習プランは自分でたてる。

自分で学ぶ力をつける。

ってかんじかなぁ。

 

教科書は使わないことが多いみたい。

この学校では、自分たちの自由プロジェクトとなるものをやってるんだって。

毎日自由時間があって、その自分がやりたいと思ったプロジェクトを、自分で配分を考えて進めていくらしい。

ある子は映画を撮って、学期の最後にみんなに向けてプチ上映会を開いたり。

毎日文章をこつこつ書いて、ひとつの本を作った子がいたり。

 

「自分で決めたことを、最後までやりきる。最後には披露するから、自信がつくんだ。」

って先生が言ってた。授業参観的な、親が学校に来る日にお披露目するらしい。

 

 

他には、自分が興味あることについての新聞を作るという授業もあるみたいです。

自分のやりたいこと、興味のあること、知りたいことにまっすぐになれる時間で、めちゃんこ楽しいんだ!って生徒が言ってた。

 

 

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そして驚きだったのが、宿題がない!

なんでですかって聞いたら、

「家でやる宿題を出すと、親が子どもに時間をたくさん割ける家庭と、そうでない家庭で差が出ちゃうからね。それは不公平だから、宿題は出さない。代わりに授業中にそういうエクササイズをやるんだよ。」

と返ってきました。ほぉぉ。

 

 

夏休みとか、冬休みとか、そういう長期休みでも全然宿題はないんだって。

 

私は宿題を最後までためておくタイプだったので、8月30日くらいから白目むきながら莫大な量の宿題をやってました。

枯れた朝顔みたいになって新学期登校してたなぁ。

 

だから、宿題がないって、本当に素敵なことだと思えたよ。

(計画的にやればいいだけのことだけど…笑)

 

 

あとは、自分の学習プランを自分で作って、先生に提出するんだとか。

自分で学ぶ力、計画する力をつけるのを意図しているよ。

 

 

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ルンドにある高校に行ったときは、みんな土足だった気がしたけど、ここではみんな靴下で歩いてた。うわばきがない学校だったよ。

 

 

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学校に入って普通にどこに行けばわからなかった朝。

あるクラスにいた先生に恐る恐る、

「今日の朝から視察のアポを取ってた、かのんです!」って言ったら

「Oh あなたがかのんね!おけ!誰か、学校案内したい人いる?」

って席についていた生徒みんなに聞いた。生徒は5年生の子たち。

 

 

手がばばばばばっとあがった。

びっくりした。

学校案内を、生徒にやらせるんだ!

みんな朝礼中か授業中だったのにいいのかなって思ったけど、2人の生徒が私に学校を案内してくれた。

 

 

ぽっちゃりメガネの男の子、Sebastionと、眉毛が凛々しい女の子、Esma。

2人とも普通に英語話せてた。

先生から渡された万能キーみたいなものを首からさげて、たくさんのドアをあけくれました。頼もしかったなぁ〜!

 

 

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これは、おしゃべりできる小さなラウンジ。

口の中がすーすーする色ですね。

 

 

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これは1歳〜3歳の子の教室。

そうそう、この学校には、1歳半の子から入れるみたい!

preschoolと呼ばれるのが、1歳半〜5歳。

F-anという、小学校の前に1年間準備期間みたいなのがあって、

そのあと普通の小学校に入る、ってかんじ。

 

たくさんの絵が飾ってあった。

なんだか全員天才に思えるのは私だけかな!笑

 

 

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もちろん教室には色えんぴつとか、つみきとか、車とか恐竜のおもちゃがたくさん置いてあった。日本の幼稚園と一緒だなぁって思ってたら、2体の人形を発見。

 

黒人の赤ちゃんだ〜!(初めて見た)日本では、いないよね。

 

多民族国家スウェーデン。赤ちゃんから、その多様性を垣間見ることができたよ。

 

 

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小学校低学年の子に人気な本なんだって。

どんな本?って聞いたら、探偵の男の子の話らしい。

私が小学校の頃、かいけつゾロリとか読んでたなぁ。なつかしい。

今の子も読んでいるのかしら。

 

 

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「教室で学ぶことには限りがあるから、外に出て、みんなで散歩したりします。」

 

スウェーデンに来てから、道をぞろぞろと歩くスキーウェアを来たちびちゃんをよく見かけていました。冬でも、元気にお散歩してます。

 

 

寒いから、みんなスキーウェアみたいな服を着ているんだけど、

みんな着込んでるから丸くなって、ころころしててかわいいんだ本当に。

 

 

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さすがスウェーデンと思ったのが、

外に出てお昼寝!!!…さっむ!!

寝袋を各自で持ってくるらしい。

これはpreschoolの子たちの小屋(?)です。

 

 

お昼寝の時間になったら、寝たい子は寝て、寝ない子は寝袋の中で本を読んでました。

とにかく自由。

先生用の寝袋もちゃんとあって、先生も寝るらしい。すんごい自由だ。笑

 

「寝袋あったかいし、寝心地いいんだよね。でもハッと起きては、みんないるかな!?ってよく焦るよ、あはははは」

 

 

いい仕事だな!

 

 

 

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作ったものは、全部飾っているようです。

廊下が小さなギャラリーみたいになってた。

 

 

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これは、図工室。自分で作った作品は、自分の棚の中に入っていました。

 

 

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お昼ごはんは、2,3歳の子たちと一緒に食べました。

ラザニアらしき物体を食べたよ!

離乳食とまではいかないけど、かなりやわらかめだった。おいしかった!

 

 

10人くらいのクラスを、2人の先生が担当していました。

みんな私にスウェーデン語で話しかけてくれるんだけど、さっぱりわかんないから、私も日本語で「そっかそっか〜おいしいね〜」って適当に返してた。

 

 

ラクトースフリーの子がいたんだけども、その子には特別にラクトースフリーのラザニアが用意されてました。スウェーデンにはラクトースフリーの食べ物がたくさんあります。

 

 

水こぼしたり、ナイフで遊んだり、途中で床にねっころがったり、歌いだしたり。

先生も大変そうだったけど、クラス自体が小さいから、全員に目が行き届いてた。

 

 

そんなかんじで午前中は終わりました。そして発見多し。楽しい!

そして先生たちがみんな本当に優しくて。泣けた。

お手伝いすることありますかって聞いたら、子どもたちと遊んでて〜って言われ、

キャッキャと楽しく遊んだよ。

 

小さい子って、なんでこんなにかわいいんだ。

天真爛漫な姿を見ていて、元気が溜まっていきました。

 

 

午後は日本の文化を小学校中〜高学年の子にプレゼンしてきたよ!

長くなっちゃうから一回ここで。

 

つづく