Canon越しの世界

スウェーデンでの生活を、自分の目とカメラを通して、ゆるく発信していきます

仕事をやめ、人生をかけてミャンマーに飛び込む27歳。

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その名も、小沼武彦さん。(上写真)

 

私が以前インターンをさせていただいていたe-Educationという団体の大先輩。

お会いした時は、すごいアツい方…!ばりばり働いてるんだなぁ!という印象を受けました。

 

 

そんな彼は、e-Educationの海外インターンメンバーとして2013年にミャンマーに飛び込み、気がつけば2年間休学して(!)現地のプロジェクトに携わっていました。

 

 

当時のブログがこちら!すごいおもしろい。

eedu.jp

 

 

そして、社会人3年目で勤めていたIT系の会社をやめて、今、もう一度ミャンマーに行って、人生をかけた新たなチャレンジをしています…!

 

私はミャンマーには行ったことなくて、あんまりミャンマーの事情を知らなかったんだけども、ぬまさんのクラウドファンディングのページを読んで、現状が分かった。

 

1960年代から始まった軍事政権下で、デモ防止のため情報統制が始まって、今や秘密警察がどこにでもいる状態。

 

自由な発信ができないどころか、情報の信憑性も低くて、厳しい情報統制によって若者の可能性と選択肢が狭まっている。

 

彼のチャンレンジは、ミャンマー情報格差を解消するというものです。

 

私がここに書くよりも彼の文章を読んだ方が絶対いいと思うので、ここのリンクから飛んでください!!

readyfor.jp

 

 

こうやって、自分の仕事をやめてまで、誰かの未来のためにアクションを起こせる人って純粋にすごいなぁと思う。

 

今は現地ミャンマーで、ニーズ調査をしているようです。

ブルーシートを道に敷いて(一見怪しい占い師みたいだけど!笑)、わらわらとミャンマー人に囲まれてニーズ調査を続けているぬまさん、さすが。

 

他にもたくさんの方が彼の考えやパッションに共感して、応援しているのですが、

あと5日で50万円を集めなければいけないらしい!!!

 

こうやって何かにチャンレンジしている人を応援するあたたかい輪が広がったらいいなぁ。と思いながら、爆速でこの記事を書きました。

 

明日も、いい1日になりますように。

 

頑張ってください、ぬまさん!!

キプロスに行きたいんだ

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キプロスのことをふと思ったから、キプロスのことを書こうかな。

 

キプロスって国、全く知らなかったんだ。

 

そのキプロスのことを知ることができたのは、何人ものキプロス人の友達が母国のことを教えてくれたから。

 

キプロスの人って、すごく陽気でフレンドリー!

わいわいするのが好きなイメージがあります。

 

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ちなみに上の写真は、スロベニアの首都、リュブリャナの町並みです。

 

今年の夏、スロベニアバックパッカーホステルで、2人のキプロス人に会いました。

 

初対面で、「今から飲むけど来るよね?eh?」って屈託のない笑顔で言われたので、今から寝ようと思ってたんだけどまぁいいや!と思い、一緒に飲んできた。

 

 

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アンドレアスとハリス。

 

2人とも髪の毛がヒッピーみたいで、見るからに「THE・自由人」。

何してるカップルなんだろうって思ったんだけど、youthの団体のリーダーらしい。

世界中で、いろんな文化交流のワークショップをやっているんだって。

 

 

本業はなに?って聞いたら、

 

フルーツジュースを売って幸せになっているんだよ。

 

って言われた。

 

 

とっても素敵な生き方だなぁと思った。

 

 

 

前に書いたキプロスについてのブログ ↓ 

キプロスについて知りたい人は覗いてみてください!

kanoncanon.hatenablog.com

 

 

 

キプロスの歴史をちょっと知っていたし、ブログを書いたこともあったから、

I’m from Cyprusって言われた時、私はOh which part? north? south?って聞いた。

 

 

そしたら、Cyprus is one state. って言われたんだ。

 

 

ドキッとした。

 

 

なんにも考えずに、北と南を分けて考えていた私は、歴史を知っているつもりでいた。

実際今は南北で別れているけど、完全なる2つの国になっているわけではない。

 

彼に、キプロスはひとつなんだよ」と静かに言われ、

なんだかすごく恥ずかしくて、申し訳なくて、もうなんとも言えない気持ちになった。

 

ちゃんと歴史を知らないで発言しちゃってごめんなさい、と謝ったら、

No it’s just reality. It’s not your falut, our falut. 

と笑いながら、私の肩をぽんぽんとたたいた。

 

 

彼が実際住んでいるのは南の方だけど、北にも友達がいるらしい。

反対側に行くためには、身分証明のチェックポイントを通らなきゃいけないんだって。

 

 

43年前、戦争がそうしたんだ。

大通りが、急に、国を分断する線になったんだ。

 

と、まっすぐに私の目を見て話すアンドレス。

 

私の家の近くにある道が、国を分ける道になることを考えてみた。

あんまりうまく想像できなかった。

 

会いたい人がいるけど、道の向こう側にいるから、もう簡単には会えない。ってことが、ある日突然起こったわけだ。

 

 

飲みかけのモヒートを見つめる。

夏の夜風が、グラスについたしずくを優しく撫でる。

 

 

そういう現実が、あるんだ、この世界には。

 

それを教えてくれるのは、紛れもなく、出会った人である。

 

本だと、ふーん。ってただの事実で終わっちゃう。

 

 

でも、人と会って話して、

その事実が個別化されて、誰かの物語となって語られた瞬間、

世界を考えさせられるんだ。いつも。

 

幸せってなんだろう。

戦争ってなんだろう。

平和ってなんだろう。

 

すぐ答えが見つかるわけじゃないんだけど、

自分なりにいろいろ考える時間が多かったなぁ、ヨーロッパの旅は。

 

 

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ハリスの目でっかい…!私の鼻くらいある!

そしてどこ見てるんだ私…

 

素敵な女性だった。にこにこしてて、優しい人。

私にギリシア語を教えてくれた。

 

乾杯!は、「ヤマス!」って言うんだって。

挨拶とかいろいろ教えてくれたんだけど、モヒートのせいで体も頭もぼーっとアツくなってて、それしか覚えてない。

2人ともずっと「ヤマース!」って言ってた。すごい飲む人たちだったなぁ。笑

 

 

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彼の話や、彼女の笑顔をふと思い出しては、キプロスに行きたいなぁって思ってしまう。

 

次の日、2人とメッセージをお互いに書いて、絶対にキプロス行くからね!私たちも日本に行くからね!って言いながらお別れした。

 

世界がまたちょっぴり近くなった夏の日でした😊

 

 

 

冬ももうすぐですね!

気温もきゅっと下がって、目が覚めるような紅葉がとっても綺麗!

明日もいい1日になりますように!

 

独断と偏見で決めた!私のお気に入りの映画ベスト20

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こんにちは。街もすっかりクリスマスムードですね。

家であったかいミルクティーを飲みながら、毛布にくるまって、ひっそりと映画を観たくなる季節です。

 

大学の近くにある映画館には、いつもお世話になっています。

空きコマにひとりでふらっと立ち寄って1本見て、ぐしょぐしょの顔で授業を受けたりしたこともありました。

 

好きな映画は、エンドロールの間、どっぷりと余韻に浸れる映画です。

 

あれはどういう意味だったんだろう。

あのシーンは伏線だったのかな。って考えたり、

心に残ったシーンをもう一度頭の中で再生してみたり。

 

ハリウッド映画でドンパチやる映画よりも、

カンヌ系の映画の方が好みです。

 

私が観た映画の中で、独断と偏見で選んだお気に入りの20個の映画ランキングを紹介します。

 

備忘録も兼ねて!順番は超テキトーです! 

ちょっとでも「!」と思ったら、観てみてください。

 

 

 

  • 草原の実験 TESTf:id:KanonCanon:20171125143359j:plain

 

ロシア映画。舞台はカザフスタンの草原。台詞が一切ない衝撃作。

映像の美しさ、自然が生み出す音、繊細な表情、すべてに圧倒される。

エンドロールでは口開きっぱなしでした。

実験って、そういうことだったのね…と。

めちゃくちゃ考えさせられる映画です。

最後の衝撃度★★★★★

 

 

 

  • 12人の怒れる男

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これは中学1年生の時に見て、感動した映画。

1959年に作られたとっても古い白黒映画。

陪審員の議論を淡々と描いていて、カットも少ないし、すごい凝ってるわけじゃないんだけど、そんな中でこのメッセージ性!内容がとにかくよい。面白い!

内容の濃度★★★★★

 

 

 

  • シング・ストリート

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アイルランド映画。実際ダブリンに行った時、ロケ地にも足を運んだほど好きな映画。

くすっと笑えちゃう、青春ストーリー。

とにかくサウンドトラックも最高で、音楽のパワーを感じるよ!

サントラ買いたい度★★★★★

 

 

 

  • LEON

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名作!ナタリー・ポートマンの美しさにはため息が出る。

ジャン・レノトヨタのCMでドラえもんになってて笑った。

 

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誰もが認める名作度★★★★★

 

 

 

  • すれ違いのダイアリーズ

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タイ映画。2人の先生が置いてあった日記を通じて惹かれ合っていく。

2つの実話から生まれた、奇跡のほっこりラブコメディ。

タイの水上学校がとっても素敵。教育についても考えさせられる。

笑えて泣けるとーってもラブリーなお話!

ラストの爽快感★★★★★

 

 

 

  • ショート・ターム

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母と見て一緒に号泣したやつ。内容はかなり重いです。

心に傷を負った子どもと大人たちの、もろくて、そしてとっても優しいお話。

本当に泣いた。バスタオル1枚分くらい泣いた。

愛されるって大事だなぁと思う度★★★★★

 

 

 

  • オマールの壁

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パレスチナ映画。分離壁で囲まれているパレスチナで生きる若者の話。

空きコマに映画館に行って観たんだけど、けっこう重くてメッセージ性があっていろいろ考えさせられて、頭パンクしそうになって、その後の授業は自主休講しました。

しっかり歴史を学びたいと思ったし、現場に実際行きたいと思った。

愛や自由、そして現代の社会問題を考えさせられる度★★★★★

 

 

 

  • セッション

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好きすぎて映画館で3回も見てしまった。胃の底でドラムが響く映画。

狂気と天才の間に生まれる心臓が止まるような緊張と、止まらない冷や汗。

最後の9分間、この作品に息を持ってかれます。やばいです。

終わった瞬間、どっっと疲れた。もう一回言っちゃうけど、やばいです。

手に汗を握る衝撃度★★★★★

 

 

 

  • エール

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フランス映画。これは、泣ける。

主人公以外、視覚障害を持っている家族に生まれた少女が、歌うことに目覚めて、夢を追う物語。

家族の愛を感じるヒューマンドラマ。

気持ちを伝える方法って、言葉だけじゃないんだなぁ…って思った。

心にまっすぐ歌が届いて泣ける度★★★★★

 

 

  

  • Mommy

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カナダ映画。シングルマザーと、障害を持つ息子の間に生まれる愛と葛藤を描いた映画。

とにかく、映像方法がすごく斬新!

見ていて、うわぁぁぁ新しい!って思った。

ここには詳しく書きません。ぜひ観てみてください。

監督のグザヴィエ・ドラン、映画界を震わす若き天才。

お母ちゃんの強度★★★★★

 

 

  

  • アバウト・タイム

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イギリス映画。大好き。何回観たかなぁ。

タイムスリップする力を持つ主人公が、その力をどう使って生きていくか。

笑いあり涙あり、SFの要素もあるヒューマンドラマ。

心がじぃぃんとあったかくなる。

メアリー(レイチェル・マクアダムズ)のキュートな笑顔にうっとりすること間違い無し!

落ち込んでいる時に観たくなる。

明日から一瞬一瞬、大事に生きようって思う度★★★★★

 

 

 

  • きっと、星のせいじゃない

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アメリカ映画。ひとりで立川の映画館に行って見た。

生を全うする2人の恋の話。

すごく哲学的で、見たあともセリフを思い出してはあれこれ考えた。

そこらへんにある病気もののお涙ちょうだい映画じゃない。

少し難しかったから、もう一回観たい。

哲学とか星とかについて考えたくなる度★★★★★

 

 

 

  • 世界の果ての通学路

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フランス映画。1時間ちょっとの、短めの映画。

世界各国の子どもたちが、学校に行く道のりを淡々と描いたドキュメンタリー。

数時間山を歩いたり、ぼろぼろの橋を渡ったり、途中でライオンが出没したり

命をかけて学校に通う子どもたちが、本当にきらきらしてた。

学ぶ幸せ、生きる幸せを感じる度★★★★★

 

 

 

  • チョコレートドーナツ

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アメリカ映画。実話が元になった、知的障害を持つ子と、同性愛者のお話。

チョコレートドーナツって甘い邦題とは対照的に、描かれている現実は苦くて不条理が多くて。観ていて少し苦しくなった。

たとえ世界から愛の形を認められなくても強く生きていく姿を観て、すごく優しい気持ちになれます。

チョコレートドーナツを無性に食べたくなる度★★★★★

 

 

 

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これは名作。年に1回は見てる!

罪のない主人公が、牢獄に収容されて、そこから脱獄する話。

最後のクライマックスにぞくぞくってします。

運動後に飲むキンキンに冷えたポカリのような、スッキリおいしい感じも味わえます。

モーガン・フリーマンの演技、味があるなぁさすがやなぁ。

勧善懲悪どんでん返しイェェェイ!★★★★★

 

 

 

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フランス映画。実話から生まれた物語。

大事なのは、人生は誰と一緒に過ごすか、だなぁって思った。

2人の絆が深まっていく様子が愛しい。ブロマンス!

そしてBGMが最高だよ!

フレンチジョークを好きになる度★★★★★

 

 

 

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アメリカのSF映画!3時間弱の長編。

5次元?相対性理論特異点ブラックホールの起源?(泣)

物理用語が多すぎて、途中で止めてはググり、頭こんがらがって途中で止めては物語を整理して、結局4時間くらいかけて観た。

伏線が最後にすべて綺麗に回収されて、涙がはらはらと落ちました。

音響も、演技も、すごい。テーマが、素晴らしい。

伏線が繋がった時の震えるような感動★★★★★

 

 

 

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こんなにあったかい邦画、はじめて!

家族の愛が、ぽかぽかした太陽の光のように感じられる映画。

とーっても、繊細なお話。

是枝監督の作品、もっと観たいなぁって思った。鎌倉行きたい。

心が浄化される度★★★★★

 

 

 

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イギリス映画。イギリスの田舎の訛りがきつくて聞き取りにくかった。

バレエの才能が開花して夢を追いかける主人公のビリーと、不器用なお父さんの親子愛が、たまらなくよい。

踊りだしたくなる。元気になれる。

私も夢を応援してくれる親に感謝しなきゃって思える。

名作です。親になってからもう一回観たいなぁ。

鑑賞後ジャンプしたくなる度★★★★★

 

 

 

  • きっと、うまくいく

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インド映画。3時間くらいあって、ずっと同じ体勢でいたらお尻痛くなったけど、でもそんなん忘れるくらいスピード感がある楽しいジェットコースターみたいな映画!

インド人に「好きな映画はなんですか?」と聞くと、90%以上がこの映画を言うんだって!

ただのコメディではなく、インドの社会問題に対する訴えも織り込まれている。

傑作。

ハンパないイン度★★★★★★★★

 

 

 

 

…以上、私のお気に入りの映画ランキング20でした!

20個に絞るの、本当に大変でした。

王道だけど「La La Land」も好きだし、

マイ・インターン」も何回も観たし、

この前みたイラン映画の「セールスマン」も深かったし、

大沢たかお主演の「風に立つライオン」もぼろぼろ泣いた。

 

 

絞り出した20個の映画の中で、なにかピンと来た映画はありましたか!

どれかひとつでも観るきっかけになったら嬉しいです。

 

 

明日もいい1日になりますように。

ターミナルで

 

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忘れもしません。

9月10日。日もとっぷりと暮れた、夜の10時。

今まで味わったことのない感覚を、私が味わった日。

それは、私の中の偏見が消えた瞬間に、立ち会った日でした。

  

 

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話はさかのぼり、6月の下旬。

 

タンザニアに来る前に、ヨーロッパをバックパックしていた時。

パリやブリュッセルで見た黒人の人に対して「こわい」と思っていたこと。

無条件にそういう感情を彼らに抱いてたこと。

それに気づいてしまった時、自分に対してものすんごい嫌悪感が襲ってきて、号泣したんです。

 

スウェーデンに留学して、いろんな人と会って、友達になって、人種とか国籍とか文化背景で人を差別・判断するracistって、なんなんだって思っていた。

彼らの思考回路が理解できなかった。

理解できないと思っていた。

 

なのに、人をこうやって見た目で判断している自分がいて。

人種差別をしている人たちと同じ思考回路を自分も持っているってこと

本当にショックで、泣いて泣いて泣きまくった。

 

 

思い切って、ポーランドユースホステルで、

私はパソコンの画面に映る人に、勇気を出して、自分の気持ちを打ち明けてみた。

 

私はこれからタンザニアに行くというのに、

黒人の方に対して「こわい」という感情を抱いていていいのかな。

うまく言語にできないんだけど、とっても自分が嫌だ……

 

ってことを、泣きじゃくりながら話した。

 

 

画面の向こうで

 

「こわい」って感情を持つことは別に悪いことじゃないよ。

その感情を否定するんじゃなくて、なんでそのような感情を持ったのか、考えてみるのが大事なんだよ。

 

って言ってくれた、ひとりの大人がいたんです。

タンザニアでのプロジェクトでいろいろ相談に乗ってくれていた方でした。

 

この言葉に、私は救われました。

足も届かない深い海で溺れている私を、ゆっくりと引き上げてくれたような言葉でした。

 

 

言葉って、すごいなぁって思います。

遠くにいても、画面越しでも、平面の上で活字になっても、

心に届いたら、ものすごく力になるからです。

 

私もそういう言葉を紡げる人になりたいなぁと思う今日このごろです。

 

  

 

じゃあ、私はなんで、こわいって思うんだろう。

そういえば、なんでだろう

 

 

考えた結果。

 

知らないから、こわいんだ。

 

って結論になりました。

 

 

じゃあ、とことん、知ろう。

 

 

初めてのアフリカである、タンザニアに行ったら、

たっくさん友達作ろう。

現地の人と、とにかく仲良くなろう。

誰よりも多くタンザニアの人としゃべって、価値観を共有して、文化を知ろう。

 

これが、ひとつの目標になりました。

タンザニアの学校や教育制度を学ぶことだけじゃない。

自分の中のもやもやを消すためにも、1ヶ月半でどれだけ現地化できるか。

これにかかってるな!

 

この涙を絶対無駄にしちゃいけないな。

 

って思ったんです。

 

 

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そんなことを決めてから、丁度1ヶ月後。

 

私はトイレの鏡に映る自分の姿を見ていた。

 

長いフライトの後で、顔もむくんでる気がする。

わくわくと、不安とが、入り混じっている、なんとも言えない顔をしている。

バックパックが、なんだか大きく見える。

あぁ。こんなちっぽけな自分が、ひとりでついにここまで来てしまったんだなぁ。と思いながら、歯磨きをしていた。

そして、水道水を口に含んだ時、水道水は絶対飲んじゃだめだと言われていたのを思い出し、「やばいっ、ここの水って安全なんだっけ?!」って瞬時に吐き出した。

 

変に心臓がどくどくしている。

 

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私は、タンザニアに行く飛行機に乗り換えするためにエチオピアアディスアベバ空港にいました。

その空港はアフリカで有数のハブ空港で、いろんな便が世界中に飛んでいます。

アジア人はほとんど中国人だった。ヨーロッパからの人もたくさんいた。

とってもインターナショナルなんです。

 

でもwifiが全然つながらない!

エチオピアの人に聞いたら、「下の階にあるターミナルに行けばあるよ」って言われので、言われたとおり行きました。

 

そのターミナルからはどこ行きの飛行機が出ているんだろう。

案内画面を見たら、全部アフリカ内の国だった。

 

 

エスカレーターを降りて、てくてくスマホ片手に歩いていたら、エスカレーターの方を向いて椅子がずらーーーーっと並んでいる待合室があって、座っている人はみんなアフリカ系の方でした。

 

エチオピアの空港だし、そこでは当たり前の光景なんだけど、でも、ちょっと、びっくりした。

 

薄暗い中、白い目だけが浮かび上がってて、みんなが私のことを見てる。

見てる。見てる。えええすごい見てる。

 

 

 

 

 

こわい。

 

 

 

 

 

と思った。

 

思ってしまった。

 

体がぎゅっとこわばり、足が動かない。

 

ふっと金縛りがとけたような感覚を覚えて、

あ、wifiと思いながらスマホをいじったけど、wifiはつながらなかった。This is Africa!)

 

下のターミナルで持った「こわい」という感情。

 

まだ私は知らないからしょうがない。ってどこかで思いつつ、

なんだか悲しくなって、苦しくなった。

グミをちまちまと食べながら、

タンザニア行きの飛行機を待っていました。

 

 

そして、このエチオピアの空港のターミナルで今、自分が感じたことを、大事にしようって思いました。

 

 

これが7月の下旬のことだった。

 

 

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そして、約1ヶ月半のタンザニアの滞在を終えて、帰国する9月10日。

 

行きと同じで、エチオピア乗り換え。夜の10時。

 

私は、まったく同じ下のターミナルに行った。

そういえば下の階は通じるんだっけ。

wifiが通じないこと、すっかり忘れてた。

 

そして、エスカレーターを降りて、周りを見回した時、はっとした。

 

wifi通じないんだった!と気づいたわけではなく。

 

 

私、前にここに来た時と全然違う感情を持っている!

 

ということに。

 

 

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7月に初めてこのターミナルに来た時と同じで、たくさんのアフリカ系の人がいた。

私に視線を向ける人もいた。

 

でも、最初にこのターミナルに来た時に感じた「こわい」という感情が、その時には全くなかったんだ。

 

私の頭には、タンザニアで出会った人が、浮かんでいた。

そして、「またここに帰ってきたいなぁ」と思っていた。

  

 

出会ったたくさんの学生。

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私の授業に真剣に参加してくれた生徒たち。これは地理の授業!

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いつもおいしいウガリを作ってくれたお母さん。

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アメを買うたびに仲良くなった道端のおじさん。

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電気もガスもないお家で幸せそうに暮らすマサイ族の家族。

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高校の視察をしたいって言ったら二つ返事で案内してくれた先生。

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村で一緒にジャンプしたマサイ族の女性たち。

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サファリでガイドをしてくれた博識なおっちゃん。

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一緒にピキピキ(バイク)に乗ってぎゃーぎゃー騒いだ友達Witnes。

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彼女のお家にもお邪魔した。

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家族の絵を描いてくれたマサイ族の村の子ども。照れ屋さんだったなぁ。

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 私が困っている時にピキピキに乗せてくれた安全運転おじちゃん。

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いつもハイナシダ〜(大丈夫)って言ってくれるおばあちゃん。

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フレッシュな野菜や果物を売っていた村のお母さんたち。

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折り紙を教えたら、私にたくさんのスワヒリ語を教えてくれた先生。

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ホームステイ先でたっくさん助けてくれたホストファミリーのおじいちゃんおばあちゃん。

孤児院を建てた、もともと孤児だったお父さん。

道でジャパーーン!!!って言いながらハイタッチを求めてきたおじいちゃん。

財布忘れた時、私が払うからバスのお金は払わなくていいよって言ってくれたお姉さん。

結婚しよーーーう!!!って握手してきたおもろいお兄さん。

 

 

たーーくさんのタンザニアの人に会い、友達になり、話し、笑い、そして別れを惜しんで泣いて。

 

タンザニアという国で生きる人、アフリカ大陸という日本からは遠い土地で生きる人を知ることができる機会を得て。

 

 

ターミナルで、隣に座っていた人とスワヒリ語でちょっとだけ会話できた時、嬉しくて、嬉しくて。

 

自分の中で、なにかがちょっと変わった。

 

 

そして、私の中の偏見が、ひとつ。

しゅわーーーっと小さな音をたててなくなった瞬間を、味わったんです。

 

 

あぁ。こうやって、偏見はなくなるものなのか。

 

 

それだけタンザニアと関われたんだな。

って思えたんです。

 

 

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飛行機で、隣になった人がマリの人でした。大使館で働いているらしい。日本が大好きで、日本語もぺらっぺらでした。

後ろに座っていた人は、ウガンダの人でした。ウガンダの農業を変えたくて、奥さんと子どもをウガンダに残して、日本で灌漑技術を学んでいるんだって!

 

 

飛行機の中。

エチオピア人とタンザニア人との違いも、ひと目で分かるようになったなぁ!

エチオピア航空のまぁまぁおいしい機内食を頬張りながら思った。

 

 

 マサイ族の村で会った人。携帯電話で好きな人とお話してるんだって!素敵。

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最近、思うんだ。

現地に行って、自分の五感で知ることって本当に大事だなぁと。

そして、偏見は絶対悪と思っていたけど、偏見はあって当然なのでは、と思います。

 

でも、偏見がひとつなくなるだけで、見ている世界はだいぶ違ってくるんじゃないかなぁ。

タンザニアに行って、偏見が消えていった瞬間を体験して、そう思います。

 

 

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世界ががらりと変わるというより、世界が優しくなる、そんなかんじ。

 

 

その国にどんな人が住んでいるのか。

その国で生まれた人はどんな生活をしているのか。

なにを信じて、なにを食べて、なにを愛して、生きているのか。

 

 

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どれだけネットで情報を集めても、やっぱり自分の実体験にはかなわない。

 

 

私はこれから生きていく上で、また自分の中の偏見に気づくかもしれません。

でも、その時は、なんでそう思っているのかな、って問いながらもっと知ろうとする努力をしようと思いました。

 

暗黙知をしっかり言語化してくのが大事だなぁと、私が尊敬するしげさんって方から学びました!ありがとうしげさん!

 

 

なんとなくこわいという感情を持ったまま、知らないことを知ろうともせず、偏見にまみれていることの方がよっぽどこわい。

 

 

自分の中の偏見は、自分でしか、壊せないから。

 

自分には偏見があるということをまっすぐ認めて、受け入れて、行動して、関わって、話して、聞いて、笑って、泣いて、変えていけるのは、自分しかいないんだなぁ。

 

 

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「私はracistなのかも」ってショックを受けたこと、そしてこわいという感情を持っていたことをネガティブに捉えるんじゃなくて、それをどのようにポジティブなものに変えていけるかなって考えなきゃだ。

 

 

ポーランドで流した涙は、ゆっくりと頬を伝って、タンザニアでえくぼに変わりました。

 

 

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Common sense is the collection of prejudices acquired by age 18.

常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。

- Albert Einstein (アインシュタイン) -

 

偏見のコレクションを一回捨てて、まっさらでピュアで、生まれたての赤ちゃんみたいな視点で世界を見ることができたら、どれだけ楽しいんだろう。って思うんです。 

 

 

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これは飛行機から見えたキリマンジャロ。凛々しく雲を突き抜ける姿は、圧巻でした。

右のほっぺたで傾く夕陽の熱を感じながら、いろんなこと考えたなぁ。

 

 

まずは、知ること。学ぶこと。

たくさんの人と関わって、たくさんのものを好きになること。

 

これは、人生をかけてずっと大切にしていきたいことです。

 

 

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長い文章をここまで読んでくれた方ありがとうございます…!

寒くなってきましたね!おでん食べたーい。

 

明日もみなさんにとっていい1日になりますように。

 

 

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生の血を飲んで、いのちについて考えた話

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ごくんと、つばを飲み込み、息を吸って、吐いて、

心の中で「いただきます」と唱えてから。

私は人生で初めて、ヤギの血を飲みました。

 

私にとって、生きることを考えるのに必要な、本当に貴重な経験。

 

 

今回は、そのマサイ族の村に行ったときのことを書きます。

 

正直、いろいろ刺激が強すぎました。

 

しばらく書こうか迷ってたんだけど。

あの時の感覚を忘れたくない、ちゃんと言語化しなきゃ!って思って。

 

言語化するのそんな得意じゃないからものすんごい時間かかっちゃうけど、雨の音を聞きながら、ゆっくり書いています。

 

 

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とっても綺麗な服を着ています。村のみんながお出迎えしてくれました。

 

 

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お家はこんなかんじ。もちろんガスも電気も水道もありません。

なんとこのお家、セメントと牛の糞で作られているんだよ!

 

 

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暖をとったり調理するために部屋で火を焚くのですが、その煙がのぼって、天井に溜まって固くなったものを棒で削ると、こんな土みたいなのがほろほろと落ちてきます。これをマサイの人は、胃薬として飲むらしい。

効くのかなぁー。

 

 

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女性は耳たぶに大きな穴があいていた。

ビーズで作ったアクセサリーをたくさんつけます。

耳の穴は、小さい頃に開けて、それを時間をかけて広げていくんだって。

穴にプレートのようなものを入れて、その大きさをどんどん大きくしていく。

文化によって、なにを美しいとするか、かなり違うんだなぁ。

 

 

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私も耳に実際に同じものをつけてみたんだけど…

 

重すぎぃぃぃぃ!!!!

 

耳たぶ引きちぎれるわ!

 

写真の笑顔は、ほんとはめちゃくちゃ引きつってます。

 

 

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首につけている土星の輪っかみたいなのと、ネックレスが当たって

軽くジャンプすると、シャンシャンってタンバリンのような音が出る。

ジャンプしながら、みんなで一緒に歌います。

 

 

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みんな踊って歌って楽しそうだなぁって見てたら、「おいで!」って手を引かれ、あったかい笑い声に包まれながら、みんなに囲まれて一緒に踊った。よくわからないまま、手をつないでジャンプし続けた。

 

 

めっちゃ楽しかった。

 

 

 

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そんなかんじでわいわいしてたら、

 

「ヤギがとれたぞ」

 

って声がかかった。

 

ぞろぞろと男の人がいるところに行く。

 

ヤギが、横たわっていた。

 

 

マサイ族の人がその動かなくなったヤギを取り囲んで、ナイフで綺麗に捌いていく。

皮をすーっと剥ぐと、その下に半透明の膜があって、それを破ると真っ赤な内臓が見えた。

内臓を素手で取り出し、器にほいほいと入れていく。手術しているようだった。

 

本当に真っ赤だった。

 

 

この生の肉を、そのまま食べるんだ、マサイ族は。

 

 

その光景を見るのは人生初めてだった。

気がついたら眉間にしわが寄っていて、顔がこわばっていた。

 

こういうのはグロいな、って目を塞いでしまう私だけど、頭のどこかで、しっかり見ておきたいとも思っていた。

 

2メートルくらい離れたところから、一部始終を見ていた。何回も顔が歪んだと思う。

 

内臓を取り終えてから、マサイ族の人が血を飲んでみたい人ー!って私たちに聞いた。

周りにも欧米系の人がいたんだけど、

oh my goodness definitely NO って声が聞こえた。

誰かは小さな声で 野蛮だわ って言ってた。

 

 

マサイ族の人はこの血を飲んで生活しているんだよなぁ。

どんな生活しているか目の前で見ていて、経験できるチャンスがあって、これを逃すのはもったいない。

 

そう思って、数歩前に出て、2メートルの距離を縮めた。

 

はい!私、飲んでみたいです。少しだけで大丈夫です!ほんとに、すこーしだけで。

 

ただひたすら「キドーゴ!(少しだけ)」と言ってたら、「ハイナシダ~(大丈夫)」とマサイのおじちゃんは茶色い歯を見せた。

 

マサイの人が小さなプレートを持ってきて、それでヤギの体の中にたまった血をすくった。

 

一口くらいの量の血は、少し赤黒くて、どろっとしていた。

一気に飲もうか、ちびちび飲もうか。

 

未知なるものを目の前に鼓動がどんどん速くなるのを感じながら、ゆっくりとプレートを唇のもとに持っていった。

 

 

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唇が血と触れ合った瞬間、重みを感じた。

 

そして、びっくりした。

 

 

 

 

 

あったかい。

 

 

 

 

体温だった。

 

 

 

いのちだった。

 

 

 

 

ただただ五感で、味わっていた。

 

 

 

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さらさらしたものではなく、例えるなら濃厚なポタージュみたいな感触。

舌の上が、錆びた鉄の味でいっぱいになる。

匂いはそこまでない。臭くない。

ちょっぴりスモーキーだなと、息を吐いた時に鼻の奥の方で感じる。

勇気を出して喉に流し込んだ時、数滴の血が、喉の壁をゆっくりと伝うのを体全体で感じていた。

 

 

とっても、不思議な感覚だった。

 

生きた血が、体に入っていく。

 

 

ごちそうさまでした。

 

少し先に見えるヤギを見て、そう思った。

 

一口の血をいただいた後、体で感じていたことを、頭がいろいろ処理しようとしてたけど、あんまり追いついていかなくて。

 

ぽけーーっと、砂漠に舞い上がる砂埃を見てた。

 

ずっと胸はドキドキしてた。

 

 

口の中がしばらく血の味がしたので、水を口に含んで吐き出したら、普通に真っ赤な水が口から出た。それを見て、ぎょっとした。

 

 

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マサイ族の人の自家製ミルクティーを飲みながら、マサイ族の方とお話した。

 

ヤギや牛を毎日遊牧する生活について。生まれてから、死ぬまで。

ずっと、遊牧と狩りをして過ごす。

たまにキリンを狩ることもあるんだって。

キリン1頭で、村全体で1週間は生活できるんだって。

ライオンを狩ると、勇者のしるしがもらえる。

ガゼルとかヤギとか牛とかを狩っても、しるしはもらえないらしい。

そのしるしっていうのは、腕にあって。

どうやってこのしるしを付けるの?って聞いたら、

赤くなるまで熱した鉄の輪を、じゅぅっっと腕に当てるだけだよ!ハハハ

って、自慢げに腕に残るそのしるしを見せてくれた。

 

どれだけ強い男なのかは、どれだけ狩りをしっかりできるか、で証明できる。

だから、とっても大事なしるし。

 

 

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私もそのしるしある〜!

って自分の腕にあったハンコ注射の跡を見せて、ケタケタ笑い合ったのはいい思い出。

 

まさかこんなタンザニアの奥地でマサイ族との共通点になるなんて、ハンコ注射の跡自身、絶対思ってなかったよね。笑

 

 

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ぴょんぴょん跳ねる、マサイの人。

 

 

いろんな感情がぐるぐるしながら家に帰った。

同じホームステイ先にいるヨエルっていうスウェーデン人に、ヤギの血を飲んだんだって言ったら

 

WTF なんでそんなことしたの? You are way too brave..... (ドン引き)

 

って文字通り目をまんまるにして言われた。

 

because life is short

人生は短いから。

 

答えはこれに尽きる。

 

 

「僕みたいな毎日病院で働いている人は、血が一滴でも自分についたら終わりだから、血がどれだけの病原体を運んでいるか知ってるから、もう考えられないよ。血を触る、ましてや飲むなんて!」

 

その上に、彼はタンザニアではベジタリアンなんです。肉も魚も食べない。

スウェーデンではビーガンだから、卵も乳製品も食べない。

動物が関わっている食べ物は一切口にしないんです。

I just don’t like killing って言ってた。

 

 

彼がマサイ族の村に行った時の経験を話してくれた。

 

「僕は肉を食べません。」

 

って村で言ったら、マサイ族の人みーんなびっくりして、「じゃあ何を食べてるの?」聞かれたらしい。

野菜だよって答えたら、不思議がられたようで。

肉以外に食べるものはないでしょう?って聞くマサイ族の人に

「じゃあ牛は何を食べているの?野菜だよね。牛を殺す代わりにそれを食べればいいじゃないか」

って言おうとした時、「これは価値観の押し付けだ」って気づいて、結局何も言わなかったんだって。

 

 

ちなみにマサイ族は、動物の肉と、血と牛乳で、生きています。(動物は主に牛)

野菜はほとんど食べません。

 

 

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これはマサイ族が牛乳を入れるのに使っている水筒。

ひょうたんから作られているよ。

私たちが飲んでる牛乳は低温殺菌されているけど、マサイ族は普通に牛乳を殺菌せず飲んでいます。お腹を壊すことは、まったくない!

 

 

彼と、ビーガニズムのことについて話した。

この世界には、飢餓で苦しんでいる人が何億人といる。

そんな中、私たちは牛に与えるためだけに穀物を育てて、牛を食べている。

その穀物で、どれだけの人間が救えるか、考えたことある?

って話をしたんだ。

 

そして、私がスウェーデンに留学していた時、4ヶ月くらいベジタリアンだったことも話した。

 

20歳の誕生日を境に、ベジタリアンになってみよう。って思って、なってみたんです。

ベジタリアンになった次の日にケバブをうっかり食べてしまって、この上ない罪悪感に苛まれたことはここだけの話ですが。

 

 

スウェーデンの大学で取っていた、Critical Animal Studiesっていう本当に面白い授業で学んだのがきっかけでした。

 

動物を、社会学、心理学、歴史学、経済学、自然環境学、人科分類学…etcの観点からクリティカルに考えてみようというもので、かなり学際的な新しいフィールド。

一緒に授業を受けている人は、ベジタリアン、ビーガンだけでなく、獣医さん、お母さん、心理学専攻の人、インド文化を学んでいる人、学校の先生になりたい人もちろん留学生も取れる授業なのでとっても国際的で、バックグラウンドも様々でした。ちなみに教授2人はビーガン!

 

その授業でたくさんのドキュメンタリーを見たりや論文を読んだりして、不都合な真実を突きつけられたんです。

 

ホルモン剤を打たれて、身動き取れないケージの中で、ただひたすら人間に食べられるために生産されている動物たちがいること。

 動物を育てるために莫大な水や飼料が消費されていて、それが環境問題につながっているということ。

 飢餓で死ぬ人がいる一方で、肥満で死ぬ人がいるということ。

 

その他にもいろいろありますが、上記またはそれ以外の理由を考慮して、ベジタリアン・ビーガンになる人がいます。

 

ベジタリアンとかビーガンっていう異文化を体験してみて、新しく見える世界がありました。

 

価値観がガラッと180度変わったわけではないけど、その4ヶ月、栄養のことをもっと考えるようになった。いのちが、この資本主義経済の中でどう扱われているのか関心を持つようになった。

 

肉を食べない代わりに、どんな栄養素が足りていなくて、どんなものを食べたらいいのか。ファストフードのお肉は、どのようにして作られているのか。お肉を増やすために動物たちはどんな薬を体に打たれているのか。

 

 

最後の論文では、私がベジタリアンになると決めてから、どのように世界に対する考え方が変わったか。そして体が変わったか。その軌跡について、日本の食文化の変遷を交えながら書いた。

 

 

私たちが日常で口にするお肉の大半は、命ではなく、「モノ」として、工場で生み出されているんだなぁ。

 

残忍だと思われてしまうところは、消費者には見えなくなっている。

 

その綺麗にトリミングされて闇に葬られた部分を、直視することなく、私たちはスーパーでパックに入っている整った肉を手に取る。

 

そんな世界に住む私が、ヤギが1頭、村の中で殺されて捌かれているのを見て、「グロい」「かわいそう」「残忍」とかよく言えたもんだ。

 

工業化された、殺すために牛を人工的にぶくぶく太らせる文化の方がよっぽどおそろしいんじゃないか、って思ったりした。

 

 

マサイ族の、動物を食べる文化。

資本主義化された世界で生きる私たちの、動物を食べる文化。

同じように、動物を食べている。

どっちがいいとか悪いではなくて、ただ違うだけ。

 

でも。

 

マサイ族の人たちの、牛を大事に育てて、牛の肉を食らい、血を飲み、皮はカーペットにし、骨はアクセサリーにして、糞を固めて家を作り、時には牛を貨幣として物々交換する文化を見てから、

いのちを大事にするその姿を見てから、

私自身が、生きている血を口にしてから、

 

しっかり、いのちに感謝して、いただかなきゃ。

 

子どもの頃から教わってきたことけど、

この実体験を通して、そう心から感じたんだ。

 

いのちを食べて生きていく上で、この経験は、絶対忘れちゃいけないな。

 

スウェーデンで学んだことが、タンザニアでの経験に繋がった1日だった。

 

 

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夢が叶った瞬間。

ヤギの血を飲んだあと、マサイ族と一緒にジャンプした!

なんかすごく高くジャンプできたような気がしたんだけど、ヤギの血のおかげ…なのかな?

 

 

あーーーーすごい時間かかったけど、書けてよかった。

達成感!今の気分はこんなかんじ↓

 

明日も、いい1日になりますように。 晴れるといいな。

 

 

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母なる大地と哲学

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一昨日、ルワンダに行こうと思い、チケットを取り、ホステルもバッチリ、あとは空港に向かうだけ!というときに、まさかのビザを取っていなかったことに気づいた高橋です。

 

自分がアホすぎて涙も出ない。

 

タンザニアみたいにアライバルビザを取れると思っていたのに。

出発3時間前にして、「よーし、ビザとるのにどのくらいかかるのかなぁん」って鼻歌歌いながらパソコンでかたかた調べていたら、

 

「日本人はアライバルビザは取れない」

 

って文字が飛び込んできた。

 

およ?

 

タンザニアにあるルワンダ大使館に電話して、

 

「こんにちは!日本人なんですけど、今からルワンダに行くつもりなんですけど、ビザ取り忘れてたんですけど、えーっと、ルワンダ行ってもいいですか?」

 

間髪入れずNO

 

 

「えーーー!?!?」

 

 

当たり前じゃ。

冷静に考えて、ビザないのに国にほいほい入れてくれるわけない。

 

ここは、ヨーロッパやない。アフリカや

 

 

世の中舐めてたなぁと反省しました。ビザはおろか国に入る時パスポートすら見せなくてもよいヨーロッパに1年間いて、感覚がおかしくなっていた。

 

まぁビザなしでルワンダに飛ばなくてよかった

ビザなしで行ったら、そもそもルワンダに入れないから不法侵入にはならないけど、

なにが起こっていたかわからないからね!

多額の資金をはたいて、「ビザは大事」という教訓を得たよ。 ゴメンナサイ…

 

パスポート大事ってスウェーデンにいる時に痛いほど学んだけど、

今回はビザは本当に大事って気づきました。

 

 

それなりに凹んだので、本当に美しかった母なる大地へ想いを馳せて、元気を出そうと思います。

 

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 ↑ ビザのことをすっかり忘れてて、ベッドの上で放心状態だった私。

 

 

この前、タンザニアで絶対に行こうと思っていたサファリに行ってきました。

 

金土日の3日間で、ンゴロンゴロ、マニャーラ、そしてタランゲラの3つのナショナルパークに行ってきたよ。

  

 

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これは、一番印象に残っている、ンゴロンゴロ保全地域!

うがいの音みたいで、ついつい何回も言ってしまいます。

 

なんとこれ火山!何百万年前もの火山が作り出したカルデラ

外側は標高2400mでくぼんでいるところは1800mなんだって。

高低差ありすぎて耳キーンってなった。

 

ここで感じた自然はすごかった。

 

こ、これが、本物の自然かぁ

 

呆然としてしまった。

 

ジープで壮大な大地の上を、砂埃を舞い上げながら、ただただひたすら走る。

 

 

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体全部で感じた、突き抜けるような風。

その風に乗って運ばれてくるくすぐったい自然の香り。

 

動物園でしか見たことなかった動物たちが、悠々と流れる雲の下で、本当に幸せそうに生きている。

 

 

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ガイドさんが話してくれたゾウの話がすっごく面白かった。

ゾウって、人間には聞こえない周波をお腹から出して、遠くにいるゾウと会話できるんだって!知ってましたか?

 

何kmも先にいるゾウが、地面からその周波をものすんごくsensitiveな足の裏で感じ取るんだとか。

 

また、グループの中の長老(リーダー)が死んでしまったら、お葬式もするらしい。特別な周波によってみんなが集まって、その死体を落ち葉などで隠して、食べられないようにして、死を悼むらしい。

 

 

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でも最近はゾウの密猟が問題で、どんどん個体数が減っているみたい。

象牙を買う私たち消費者がいるから、その密猟は後を絶たない。

今は、象牙でお金を儲けている人たちに対して、それに代わるようなサファリのガイドなどの雇用を生み出しているんだって。

 

 

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大航海時代には、象牙金と同じくらいの価値だった。

ゾウなんて見たことないヨーロッパの人にとって、象牙のなめらかさはもうアンビリバボーだったらしい。

 

風に乗ってインド洋をどんぶらこと渡ってきたアラブの商人も、アフリカ大陸の東海岸の都市で交易していたけど、象牙を直接探そうとどんどん内陸の方に入ってきて、現地のバントゥー諸語とアラビア語が交わって、スワヒリ語が作られた。

 

「スワヒリ」はアラビア語で「海岸」って意味。

スワヒリ語の語彙の約半分がアラビア語ってことからも、歴史が絡んでいることがわかる。

 

スワヒリ語は、風と象牙が作った言葉。って考えると、なんだかロマンを感じるね!

 

 

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シマウマは、

黒いボディに白いシマか、白いボディに黒いシマか。

どっちか知っていますか?

 

正解は、黒いボディに白いシマ! へぇぇって声が聞こえてきます

 

野生のシマウマは、これでもかというくらい美しかった。

 

 

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双眼鏡越しのライオン!

 

ライオンはメスが狩りをして、強そうなオスはただごはんが運ばれてくるのを待っているだけ。オスはたまーーに協力するらしい。

 

そういう亭主関白な男はまっぴらごめんです。

 

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メスライオンがヌーを狩り、内蔵を取り出して家族のもとに帰る瞬間!

 

ヌーの体の中に上半身全部入れて、そこから出てきたときの衝撃と言ったら!

口の周り、前足、BLOODY!! 血まみれでした。

 

死と生、弱と強。

自然の真理を目の当たりにしました。

 

 

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ヌー!

ヌーの大移動って有名だけど、川で溺れちゃうことも多いんだって。

でも、この川での溺死が生態系にすっごく役立ってるらしい!

ヌーの骨が何年もかけて分解される過程で、リンを排出するんだけども、このリンが植物にもとってもよい栄養になる◎

 

大量溺死の遺産。と言われているらしいです。自然はうまく回っているなぁ…。

 

 

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バブーンって呼ばれるおさるの一種。

池で水遊びしてた。

 

 

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ごろーんと置いてあった骨。誰のだろう…。

 

 

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こんなお花もちょこちょこ咲いています。

 

 

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カバ。

普通に泥の山かと思った。

 

あまりにもかわいくなくて、びっくり。

草しか食べないのになんでこんなに太っちゃったんだろう。

ガイドに聞いたら「動いてないからだよ」

 

運動の大切さをひしひしと感じました。

 

カバは陸上生物の中で、一番クジラ類に近いらしい。

 

 

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綺麗な鳥もたくさん!

 

 

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キリン。

動物の中で一番高血圧。心臓から2m離れた脳みそまで血を届けきゃいけないからね!

赤ちゃんは、2mの高さからボトッと産み落とされるけど、怪我もなく、全然大丈夫らしい◎

 

1日の睡眠時間は、長くても10分。

夢とか見てるのかなあ。

 

 

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ボリビアのウユニ塩湖みたいでテンション上がった!

 

 

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絶景を後ろに、ガイドの人と。たくさんお話してくれてありがとう!

あさんてさーな!thank you very much

 

 

 

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こんなところに泊まりました。
 

 

夜、星が本当に綺麗だった。

綺麗だろうと期待はしていたけど、圧巻だった。写真撮るの忘れた。

 

 

黒い布をびっしりと覆い尽くす無数のスパンコール。

 

芝生の上によいしょと仰向けになる。

 

大地の香りに包まれて、聞こえるのは自分の呼吸だけ。

 

真空空間にいるみたい。

 

タンザニアの空気を肺いっぱい吸い込んで、ドーム状の星空に向かってふーっと息を届ける。

 

目を閉じて、まぶたの裏に星の残像を感じながら、そのまますーっと地面に染み込んでいくようだった。

 

 

そのあと一緒にサファリを楽しんでいた友達と、焚き火の周りに座って、語った。

満天の星空の下、やわらかな火の温度を感じながら、将来の夢、タンザニアでの活動、好きな国、いろいろ話した。

すごく徳が高い人だった。

 

彼に「do you have "Ikigai"(生きがい) ?」って急に聞かれたときは驚いた。

思わず空を見て、「あへへ」って意味不明な笑い声を出しちゃったほど。

そんなこと考えたことなかった。

孔子と話してる弟子の気分だった。

 

 

「生きがい」って言葉どこで知ったの?

前に会った日本人に教えてもらったんだ。

 

へぇ! 

英語だとthe reason of livingだけど。日本語って、素敵な言葉たくさんあるよね。

 

 

そう言われたときは、純粋に嬉しかったなぁ。

目の前で静かに燃えている火の熱が、ぽっと、ほっぺたに移った。

 

 

「生きがいかぁ…いい質問ですねぇ」って言って、うーん…と考える。

 

沈黙が流れる

 

 

哲学するのにとっても心地よい宇宙が、頭の上には広がっていた。

 

哲学をちゃんと学びたいと思った時だった。

いかに生きるか、を突き詰めた学問。

 

 

中学の時に学んだ、孔子の言葉をここに書いとこう。

 

学びて思わざればすなわち罔し、

思いて学ばざればすなわち殆し

 


学んでも考えなければ、はっきり理解した状態にならない。

考えるだけで学ぶことがなければ、独断に陥り危険である。

 

 

当時はあんまり意味がわからなかったけど、今なら分かる気がする。

 

 

 

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ブログ書いていたら、元気たくさん出ました。

今飲んでいるジンジャーハニーティーが、ものすんごく辛くて、汗かいてる…。

ルワンダは、もっと歴史を学んでから行こう。

またアフリカに来る理由ができたと思って :)

 

 

あなたにとっての生きがいって、なんですか。

 

 

明日もみなさんにとってよい1日になりますように!

 

 

 

5年越しの片思いが実って、タンザニアの山奥に来た話。

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超久しぶりの投稿です。

最近タンザニアの男からよく求婚されてます、高橋です。

この前は、マサイ族の人に「僕の2番の妻になってほしい。牛5頭でどう?」って聞かれました。

 

え、私って牛5頭ほどの価値なの!?

(価値が低いのか高いのかよくわからない)

 

味わったことのないカルチャーショックを受けつつ、「私旦那がいるんだ、ごめんね!」って笑顔で言い、解決。このフレーズが一番効くらしい。

 

ちなみにタンザニアでは全員ではないけれど特にマサイ族の男は、牛を贈り物として、新婦の家族に渡しているよ。その新郎が十分な牛を結婚時に渡せない場合は、その新郎新婦の子どもが借金というか借牛(?)という感覚で、後で牛を渡すみたい。牛を渡す文化も少しずつ変わってきているらしく、昔は60頭が普通だったけど最近は数が減ってきているんだって。私の知り合いは、5頭の牛をお嫁さんの家族に渡したと言ってました。私=牛5頭って、まぁまぁ妥当な価値なのかも!

 

 

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牛は普通にごろごろいます。

 

 

今まで来たことがなかった、アフリカ大陸。

私は今、タンザニアの山奥にいます!

毎日が、新しくて、学ぶことが多い。

 

タンザニアは勢いがある国。

街中が目がくらむような色で溢れていて、路上には美味しそうなフルーツや野菜が並んでいて、クラクションの音と、人の声と、どこからか流れてきたラジオの音楽がごっちゃごちゃに混じりあって、心地よいカオスを生み出している。

2年前に行ったバングラデシュをふと思い出す。

 

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タンザニアって赤道直下だし暑いだろうと思ってたけど、ほんとに寒い。

南半球だから季節は真逆で、今は一応、冬!

首都のダルエスサラームは暑いみたいだけど、私がいるのはキリマンジャロから2時間くらい車で走ったところにあるアルーシャっていう街。

ここアルーシャにある、メルー山っていう富士山よりも標高が高い山の中にいるんです。

 

毎日ヒートテックの上にジャケット着てます。特に夜は冷えるので、風邪ひかないように足湯をしたり、熱した鍋を抱っこしたり。

お湯は3分も出せばブレーカーが落ちちゃうし、お風呂場はアリが異常に多いし、スワヒリ語まだ全然わからん!

水道水はそのままでは絶対飲んではいけないので、いつも煮沸消毒しなきゃだめ。

 

そんな山奥にある中学校で、私は英語で、地理と英語と日本文化とたまに音楽を教えています。

この中学校に2週間滞在した後、他の学校に移るよ。

 

実は、タンザニアでは中学校からすべての授業を英語で行うことが決められているんです。大学は完全に英語!

 

 

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英語の教科書。表紙の絵がとっても物騒。タンザニアでよくある光景なのか…。

 

タンザニアは、年にイギリスから1961年に独立した国。道行くおじいちゃんと英語で会話できたりするんです。植民地教育で、英語を習ってたから。

 

 

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コンセントもイギリスと同じ形のもの(BF型)で、車も右方向で右ハンドル。これは日本と一緒なので、トヨタや日産の車だけでなく、「〇〇幼稚園」って書かれたバスとかが中古車としてそのまんまタンザニアで走ってる。とっても不思議なかんじです。

 

 

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みんなバランスとるの超絶うまい!

 

 

スウェーデンから帰ってきて、タンザニアに飛び立つまで、日本で4週間過ごしました。

変わったもの。変わってないもの。

私の考え方が変わったから、少し違って見える世界もあった。

 

大学に行ったら、友達が、スーツを着るようになっていた。

スッキリと髪も黒くなって、大人になっていた。

 

「サマーインターンの面接なんだ」「コンサルは早めにESを出さないと」「webテストがうにゃうにゃ」

 

パリッとスーツを着て、社会に貢献する人、つまり社会人になる準備をしていた。

すごいなって思う。

 

私は

ユニクロTシャツに、超動きやすいユニクロのパンツを履いて、虫除けスプレーとスワヒリ語の辞書が入ったバックパックを背負い、地球の裏側に来ていた。

 

 

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私がこの夏をかけてやろうとしていることってどうやって未来につながるんだろう、つなげられるんだろう。って何回悩んだかなぁ。

 

毎日のように、「〇〇のインターンの申し込み」「企業面接のコツ!」みたいなメールが来る。

それを開くこともなく0.5秒くらいで削除してるけど、就活の準備ってしなくていいの?

みんながやっているように、私もOB訪問とか企業のこと調べたりとか、いろいろしなきゃいけないんじゃないの?

 

就活に違和感を感じてたけど、自問自答して不安になったり、ならなかったり。

 

私が社会にどうやって貢献できるのかよくわからないんだ。

どういう仕事をしたいのかも、はっきりわからない。

 

だから、好きなことと、興味があることに、まっすぐになろうと思った。

 

まっすぐになったら、日本からすーっと線が伸びて、タンザニアに着いた。

なぜ私が今タンザニアにいるのかって話は、高校生まで遡る。

 

 

5年前、私が15歳の頃、アフリカっていう大陸になぜかすっごく行きたくて、何があるのか全く分からなくて。

とにかく「知りたい」「行きたい」「見たい」でいっぱいになった時がありました。

担任の先生に相談したら「いいですねぇ~」って言われて、もう今しかない!絶対行く!ってなり、親に行かせてくれと頼み込みました。その時はパワポとか全く使えなくて、紙芝居みたいなのを作ってプレゼンをしたなぁ。

食卓に母と父を呼んで、2人の前で「うりゃぁぁ世界を広げたい!」的なことを言った気がする。

あるボランティアに参加して、現地に行きたいって。

タンザニアは、アフリカの中でも比較的治安がよくて、120以上の民族がいる。

高い山があって、深い湖があって、たくさんの野生の動物がいて、そして人間が生まれた場所がある国。行くしかねぇ!

 

アッツアツのプレゼンをした数秒後に、見事に

 

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「かのんは英語も話せないんだし、スキルもない。

行ってもただのお荷物になる。

自分で力つけてから行きなさい。」

 

 

ピシャリ。って音がしたのを覚えています。

まだ私はそこに行ってもないのに。ボランティアをしたら、誰かのためになることをするのに。

そこに行って初めて気づくことも絶対あるし、そこで力をつけるもん。

なんで今、私を行かせてくれないんだろう?

 

もやもやが晴れないので、2回目のプレゼンをしたら

「もっと役に立つ人になってから行きなさい。

じゃないとただの自己満で終わるよ。」

 

って静かに言われました。

危ないとか、お金がかかるとか、そういうことは言われなかったなぁ

役に立つ人ではないのは確か。だけどどうやったらそういう人になれるんだ…。

 

その夏、アツくなった私の小さな夢はしゅーんとしぼみ、831日に宿題に追われるような例年通りの夏休みを過ごした。

 

でも世界史でアフリカの歴史を習っているときはすごくわくわくしたし、アフリカという言葉を見ると「あ」って立ち止まっちゃってたし、アフリカ縦断した人に話を聞きに行って「絶対サハラ砂漠で星を見る」って決意したりして、なんやかんやずーっと惹かれていた。アフリカは、憧れの存在だった。

 

数年が過ぎて、大学生になった。

人生の夏休みと言われる大学生活中には、絶対に留学すると決めていた。

 

スウェーデンの主体性を引き出す教育に興味があったから、スウェーデンに留学し、幼稚園~高校の教育現場に足を運んだ。

この1年で、教育への興味がより強くなって。

日本語を高校生に教えたり、日本文化を小学生に紹介したり、生徒と一緒に話している時に、子どもたちからたくさんのことを学んだんです。

 

教師って、教えるだけじゃなくて、双方的に生徒からたくさんのことを学べる職業なんだなぁ。

 

教育という分野にどうやって携わろうか、どういう関わり方が自分に合っているのか。

どういう仕事をしている時、自分が好きな自分でいれるのか。

 

将来のことを考える機会に溢れていた留学でした。

 

そんな留学中に、お隣の国、デンマークで同じトビタテ留学JAPAN!から奨学金をもらっていて、教育留学をしている人に会ったんです。

彼はフィリピンに行ったあと、タンザニアに移り、そのあとオランダに行って、各国の教育を視察している人でした。

値段がやけに高いスパゲティ(デンマークなので)を食べながら、彼のタンザニアでの話を聞いていたとき、私のお腹あたりがすーーーっごくアツくなってきた。

 

これはちょっとスパイシーなスパゲティのせい、ではない。

 

5年前に玉砕した小さな夢のカケラが、気づくか気づかないかくらいの熱をずっと保っていて、彼のタンザニアの話を聞いていたら、体中に散らばったカケラたちが5年越しにぎゅっっと集まって、化学式では表せないような反応を起こして、星が出来る瞬間と同じような熱を発した。

 

物理的にすっごく体があつくなってた。375分くらいはあったと思う。

 

彼に「その学校とつなげてくれませんか」ってお願いして、それともうひとつずっと行きたかったプロジェクトに応募して、タンザニアに行くって決めた。スウェーデンでいろいろやりとりをした。

 

スウェーデンでできた友達にそのことを話したら「いいじゃんタンザニア!また学びが深まるね!」「どんな教育が行われているのか比較できて面白そう」って背中を押してくれた。「お父さんお母さんを説得できるように準備しなきゃだね」って手伝ってくれた。

 

結局、スウェーデンの小さな部屋で、親とSkype上でプレゼンをした。

今回は5年前の紙芝居とは違い、パソコンでパワポを使った。

 

 

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なんかこわい。

 

なんでタンザニアなのか、なんで今なのか、なんで私が行く必要があるのか、かかる費用、治安面、ワクチンの話タンザニアにいたことがある人とSkypeで相談したり、1日中グーグルで調べたりして、20枚くらいのスライドを作った。

 

「黄熱病の注射は日本に帰ってから受けるから大丈夫!マラリアキンチョールとかでなんとかなる!」

 

 

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5年前はただただ「見たことのない世界を漠然と見たい、人のためになりたい」って、誰でも言えるようなことを言った。

でも5年経って、「今まで経験したことを、どうタンザニアでの経験につなげていくのか。なにを学びたいのか。」を言えるようになっていた。

 

人のためになりたい、とだけ思ってた自分が、少しだけ変わった。

自分のやりたいことをやりたいため。

自分の見たい世界を見たいため。

自分のスキルを試したいため。

っていう、理由が加わった。

 

話していたら、胸からなんか熱いものがこみ上げてきて、途中からひぃぃんって馬みたいな声を出して、泣きながらプレゼンした。

 

 

「5年前とは全然違うねぇ」って笑う母の顔。

「ちゃんと学んで来なさい。遊びじゃないんだからね。」って優しく諭す父の顔。

 

 

その顔が脳裏に焼き付いたまま、Skypeを終え、パソコンを閉じて、

ひゃっほおおおおおおほほおおおい!って狭い部屋を23周しました。嬉しかった。

外はまだ寒かったけど、それから春が来て、あたたかくなって、夏になって、今、冬のタンザニアにいる。

 

 

5年越しに、片思いが叶ったような気持ち。

自分の好奇心に、まっすぐになっていいんだなぁ。って思った瞬間だった。

 

 

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そして今、心から思うのが、5年前にタンザニアに行かなくてよかった、ということ。

英語を話せないまま、自分のやりたい!って思うことがないまま、タンザニアに飛びこんでも、得られるものは絶対あったと思う。

でも、英語を話せるようになって、英語で何かを教えたいと思えるようになって、そして学びたいものがある今の私は、5年前の私とは比べ物にならないほどたくさんのことを吸収できていると思うんだ。

じゃないと、「あぁ異文化交流!楽しかった!」で終わっちゃったと思うから。

 

だから、5年前に親が行かせてくれなかったことに、心から感謝している。

5年後のこと見通してたかぁ~さすが!ありがとうございます。

 

そして、比べるのは、周りの他人ではなく、昔の自分だと、いろいろ発見があっておもしろい。

 

自分の人生って、他人じゃなくて、自分自身が基準。

 

ってことを忘れちゃうんだけど、うん、迷ったときこそ、思い出さなきゃ。

 

 

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タンザニアの女性は本当におしゃれ。カラフルでパワフルな服を着てて、それが本当に似合っているから素敵!

 

 

今日も温かいシャワーは出ないので、沸かしたお湯を桶にためて、洗います。

でっかいアリと格闘し、覚えたスワヒリ語を寝る前に唱えて、寝る。

こんな生活日本ではあんまりできないから、思いっきり楽しんでます。

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

日本はまだまだ暑いのかな。花火大会で盛り上がっているのかな。

みなさんにとって、明日もいい夏の1日になりますように。