スロベニアの有名な作家に会ったよ
10月最後の日のことを書いてます。
だいぶ遅れとってる…。
今日もレポートを書いていた1日でした。
野菜の卵とじを作ろうと思って作り始めたけど、フライパンのフタがないことに途中で気づいて、オーブン用の板(?)でフタをした。お嫁にいけるんかな自分ってよく思う。
でもとってもおいしくできた :)
公共図書館に行ったら、ルンド市長とスウェーデンの外交官とスロベニアの有名な作家、Drago Jančar さんがいた。もちろん全員初対面。
私は初めて聞いた名前だったし、スロベニアのこと全然知らなかったから、そのプチイベントに参加してきたよ。
ハンガリー、クロアチア、オーストリア、イタリアと接しているスロベニアには、綺麗なアルプス山脈があり、透き通った湖があり、アドリア海に面していて、ごはんはおいしいらしい。ウィンタースポーツが盛んなんだって。四国くらいの大きさでかなり小さい国だけど、自然豊かな国。
イベントはパネルディスカッションのようなかんじだった。
Dragoさんのお父さんが第二次世界大戦で軍隊にいたらしく、お父さんからいろんな話を聞いていて政治に興味を持つようになったらしい。
彼が生まれる前、1941年、スロベニアはナチスドイツの支配下に置かれていた。でも隣のイタリアのムッソリーニがスロベニアの沿岸部はイタリアのものだって言って占領して、ハンガリーにもじわじわ北を占領され、3カ国の支配下だった。
1945年には社会主義体制のユーゴスラビアに復帰した。1991年に10日間戦争を経てユーゴスラビアから独立した。
Dragoさんはそのスロベニアが独立するしないの激動の時代を生きてきたわけで、その体験から政治活動をしたりコメンテーターとしてメディアに出たり、本を書いたりしてるみたい。
今も次の本を執筆中らしい。彼と話してて、「ヨーロッパの問題は入り組んでるんだよ本当に。スウェーデンに来ていろいろ感じることあるんだろう君も」って言われたんだけど、うん、本当にこっちに来ないとわからないことがたくさんあった。まず、日本にいたらスロベニアのことを考える機会なんてあったかな…。たぶんない。
Dragoさん70後半くらいのお年の方だけど、すっごく元気で、英語もペラペラで、気さくな方でした。
ほわあああ!おとぎ話の国みたい。
機会があれば行ってみたい国です。
スウェーデンに来てから77日目。
また新しい国を知りました。
明日もいい1日になりますように。